キッチンのディスポーザー(生ごみ処理機)の取り付け・取り外し方法
ディスポーザーとは生ごみを粉砕処理する電化製品
ディスポーザーとは、シンクの排水口に付ける生ごみを粉砕処理処理する電化製品のことです。通常の生ごみ処理機に比べて場所もとらず、スイッチ一つで、生ごみを粉砕し、後は水で流すだけというお手軽なものです。
粉砕してしまうので下水に流して処理できます。
日本ではそれほど一般的な製品ではありませんが、アメリカでは、40年ほど前から普及しています。
ここではディスポーザーを取り付け・取り外しの方法を紹介します。
事前準備
ディスポーザー購入前にシンク下の容積を調べる
まずはシンク下の収納棚のサイズを測りましょう。メーカーにより異なりますが、ディスポーザーを設置する収納棚の内側の高さが41cm以上あることを確認しましょう。
引き戸の場合は干渉する可能性あり
収納棚が従来の観音開きの扉なら問題ありませんが、最近主流になってきた引き戸の場合は、ディスポーザーを設置したときに干渉することがありますので注意が必要です。
Sトラップはパイプ洗浄しておく
また、Sトラップの中に汚れが付いていると取り付け作業後のディスポーザーから出たごみが詰まりやすくなるので、必ず、1~2回ほど、パイプ洗浄を行っておいてください。
ディスポーザーの取り付け方法
排水トラップの取り外し
今付いている排水トラップを取り外します。トラップは回せば簡単に取れます。固着している場合は、軽くたたきながら取りましょう。
排水栓の取り外し
次に排水栓の取り外してください。水が溜まっているのでこぼれないようにしてください。
排水口を乾燥させ、パッキンなどを装着
排水栓を取り外したら、排水口を良く拭いて乾燥させ、シンクアダプター用ゴムパッキン、シンクフランジ用ゴムパッキン、シンクフランジの順番で取り付けます。
シンクアダプターを装着
次に、下から、ゴムパッキンを入れシンクアダプターを引っ掛けスパナなどで、しっかり取り付けてください。
ディスポーザー本体の取付け
取り付けたシンクアダプターに、マウントリング、クッションマウントの順番で装着し、ディスポーザー本体を取り付けます。
ディスポーザー本体は、5kg以上ありますので、取り扱いに注意が必要です。ディスポーザーを取り付けましたら、ディスポーザーの排水管に、Sトラップ、排水ホースを取り付けてください。
ディスポーザーのスイッチを取付け
最後に、ディスポーザースイッチを台所や、壁に取り付けたら終了です。
ディスポーザーの問題
ディスポーザーを取り付ける上で注意して頂きたいのが、ディスポーザー本体から先のSトラップ~排水管です。
油脂などが、Sトラップから排水管の側面に付くと、ディスポーザーから出てきた粉砕されたごみが付着し、詰まる原因になります。排水管は、蛇腹状のものではなく、ストレートのものを使用し、排水口まで出来るだけ勾配をつけて設置するようにしてください。
ディスポーザーの取り外し方法
ディスポーザーも交換が必要な機械ですのでいずれ取り外す必要があります。
取り外しを行う際は、取り付けて順の逆から行っていきましょう。
取り外し時の注意事項
この時注意していただきたいのが、ディスポーザー本体を取り外す時です。本体は5kg以上あり重いので、排水パイプから外していくと、シンクの排水口や排水栓の破損につながることがあります。
取り外す際は、本体の下に、ジャッキやブロックを置き、本体が落ちないようにしましょう。