洗濯機の排水トラップが外れない場合のチェックポイント
洗濯機の排水トラップのヘアキャッチャ部分の外し方
トイレや洗濯機置き場の排水トラップを外したくなった時に、どうにも外れないという声はよく聞かれます。
そもそも排水トラップを外すという場合、トラップ本体を外そうとする場合と、ヘアキャッチャ部分を外そうとする場合がありますが、通常は後者のことを指します。
ここでは、場合ごとの外し方を紹介します。
まずは回す
排水トラップのヘアキャッチャは引っ張るだけで取れる場合と、回さないと取れないようにロックがついている場合があります。
まずは、自宅のトラップがどちらの構造なのかを確認しましょう。回すだけで外れる場合も、案外多いです。
掃除してみる
新築の家などでは上記の手段で大丈夫ですが、長年使っているとゴミが詰まって、うまく回せなくなっている場合があります。
その場合、目立つ髪の毛などを取り除いてから、爪楊枝など、先の尖ったもので隙間を掃除してから試せば、簡単に取り外すことができます。
無理やりに注意
なかなかキャッチャ部分が回らなくても、力ずくで回すのは控えましょう。
ヘアキャッチャ部分はデリケートですので、たいてい割れてしまいます。
この部分が外れない理由のほとんどは汚れですので、丁寧に掃除していけば必ず開くはずです。
本体の外し方
次にトラップ本体の外し方ですが、こちらも引っ張れば取り出せる場合と、ロックが掛かっている場合があります。
ロックが付いている場合、どこかにフックがあるはずですので、それを探しましょう。
見つけたら、割り箸などの長い棒で引っ掛ければ、回して外すことができます。
極端に固いと感じたら
排水トラップ部分は汚れがたまりやすいので、こちらもゴミが詰まって外れなくなっている場合がありますので、ここでも掃除は有効です。
ヘアキャッチャ部分と違って掃除は難しい場合がありますが、できそうなら掃除してみるのがいいでしょう。
取り外さないと掃除がしにくい構造で、なおかつ固すぎて外れない場合は、工具に頼るのが吉です。
おすすめはマイナスドライバー。
爪やくぼみなどにあてて、金槌でコツコツと叩いてやれば、そのうちカポっと緩んで外れてくれます。
防水パンごと外すやり方
目的にもよりますが、位置を少し動かしたい場合などでは、そもそも排水トラップは防水パンごと外してしまう方が早かったりします。
通常の防水パンはネジで固定されていますので、四方のネジを外せば簡単に外れます。
そもそも外れない構造のとき
いくら探しても、フックらしきものが見当たらないのに、どうにも外れない場合には、そもそも外れない構造になっているかもしれません。
そういう場合に、無茶して適当なネジを外すようなことはしないでください。
後で戻したつもりでも、水漏れの原因になる場合があります。
どうしてもダメそうならば
固すぎて、自分でどうにもできそうにない場合は、無理せず業者に頼むことをおすすめします。
水道管周りはデリケートな部品も多いですから、自分でやると壊してしまいそうだと感じる場合にも、迷わず水道業者に連絡するのが一番です。