給水管から水漏れした時の解決法と応急処置

給水管からの水漏れが発生！？早急な対処方法とは

Screwing plumbing fittings, closeup

給水管から水漏れが・・・。給水管は、温度・湿度・汚れにより、経年劣化します。また、パッキンの劣化により、給水管の継ぎ目から水漏れを起こすことがあります。

もし、給水管から水漏れがあった場合、そのままにしていたら水浸しになりますし、水道が使えません。給水管から水漏れが発生した場合の早急な対処法とはなんでしょうか？

給水管は、温度・湿度・汚れにより経年劣化するものです。半永久的に持つものではありません。

また、給水管の継ぎ目にはパッキンがありますが、こちらは樹脂で出来ています。

その為、5年～10年ほどで劣化します。

給水管が経年劣化すると、給水管に亀裂が走ったり、パッキンが痛んだところが、水圧に耐え切れず水漏れを起こします。

給水管から水漏れが発生してそのままにしますと、どんどん水が漏れてきます。

このためまずは水を止めることが先決です。

井戸水でしたらポンプの電源を落とす。水道水でしたら水道水の使用量メーターを探してください。メーターカバーを開けると水道使用量のメーターがあります。

文字盤を見ても地盤の上側に止水栓がありますので、こちらを閉めると全ての水が止まります。

トイレの場合は、給水管と壁の接合部分の近くにありますので、マイナスドライバーを使ってネジを時計まわしに回して水を止めましょう。

硬くて回らない場合は、無理に回すと破損してしまう恐れがありますので、水道の元栓を閉じましょう。

水道の元栓は、戸建て住宅であれば敷地内の地面の中、マンションやアパートなどの集合住宅であれば、玄関の横のパイプシャフトの中にあります。

元栓にはハンドルが付いているので、ハンドルを右に回して閉じて水を止めます。

給水管の継ぎ目や、水道の蛇口付近から漏れている場合は、パッキンの劣化が原因です。

この場合はパッキンの交換で水漏れを直すことが出来ます。

パッキン自体は、ホームセンターなどで数百円で購入可能です。

必ず同じ大きさのパッキンを購入し交換してください。大きさが違うと水漏れの原因になります。

また、ゲル状の液体パッキンもあります。こちらは、空気に触れると固まるようになっているのですが、液体パッキンはあくまで応急処置として使用してください。

給水管の管自体に亀裂が走り、水漏れが起こっている場合、直すのは難しいです。

液体パッキンを塗ったとしても水圧で液体パッキンが外れ、水漏れが起こります。

この場合は止水栓を止めてからすぐに、プロの専門業者に修理してもらいましょう。

Rusty burst pipe squirting water at high pressure

給水管から大量の水漏れが起きた場合には、専門の水道業者にすぐ修理を依頼しなくてはなりませんが、水道業者が到着する間、水が溢れるままにしておくことはできません。

ご家庭でできることはしておきましょう。

止水栓や元栓を閉じていると、その間水を出すことができません。

万が一水道業者が到着するまでに時間がかかる場合には、止水栓や元栓をずっと閉じておくわけにはいきませんので、水道用の防水テープを使って応急処置をしておくこともできます。

水道用の防水テープはテープ同士がくっつきあう性質を持っているので、配管の修理に使われるものです。

止水管、又は水道の元栓を閉じて水を止めた後、水が出ていた箇所の水分をしっかりふき取り、ドライヤーなどで完全に乾かしてから、テープを引っ張りながら数回巻き付けます。

ただし、漏れ出している水が大量である場合は水圧で剥がれてしまうそれもありますので、水を使用しない時は止水栓や元栓を閉じておくことを忘れないようにしましょう。

給水管からの水漏れは、専門技術が必要とされる修理なので、家庭ではできません。又、大量に水漏れしている場合は早急に対処しないと、住居そのものを傷めてしまうことになります。水漏れを発見したら、すぐに専門の水道業者に修理を依頼しましょう。