手洗いの水が止まらなくなったら
手洗いの水が止まらなくなったら
トイレの水を流した後、手洗いの水が止まらなくなった時には、トイレタンクの外についているレバーハンドルと、タンクの内側にあって、給水と排水を調節しているゴムフロートを繋いでいる玉鎖が外れていたり、緩んでたるんでいたりする可能性がありますので、タンクの内部を確認してみましょう。
止水栓の閉め方
作業を始める前に、水が溢れるのを防ぐ為に止水栓を閉めましょう。
止水栓は、トイレタンクの横、又は下についている栓です。
マイナスドライバーを使って時計回りに回すと閉じることができます。
陶器製のタンクの蓋を外す方法
タンクの内部を確認する為に、まずタンクのふたを外します。
タンクのふたはほとんどの製品が陶器製なので重く、落とすと割れてしまいますので、注意深く扱ってください。
タンクのふたには、持ちあげるだけで外れるタイプと蓋についている手洗い金具と内部にあるボールタップを繋いでいるジャバラ管を外して取り外すタイプがあります。
持ちあげるだけのタイプのふたは垂直に持ちあげ、繋がっているタイプのふたは、いったん起こしてから接続部分のナットを外し、その後垂直に持ちあげます。
洗浄レバーの玉鎖の状態を確認と玉鎖の調整方法
玉鎖が他の部品に引っかかって動かなくなっていた場合には、ひっかかりを取って、ゴムフロートが動くようにするだけで直る場合もありますが、玉鎖が緩んでいた場合には、調整が必要です。
玉鎖は大側と小側にそれぞれついていますので、樹脂製の玉鎖であれば、玉鎖余り数は5~6玉、ステンレス製の玉鎖であれば3玉を余して、レバーの方向から玉鎖を入れ、カチッと音がするまで押し込みます。
玉鎖が引っかかっていたり、緩んだりしていたのではなく、切れていた場合には交換が必要です。
また、玉鎖によってレバーと繋がっているゴムフロートが劣化している為に、レバーを動かしてもゴムフロートがスムーズに閉じたり開いたりしなくなっていることも考えられますので、玉鎖に問題がなかった場合には、ゴムフロートの状態も確認しましょう。