トイレを流すときの異音の原因と対処法
トイレトラブルは、ニオイだけではなく音でも気づくことができます。
ピシャプシャと流れるような音
トイレを流した後、だいたい5分から10分くらいで消えるピシャピシャという音ですが、音が消えない場合は、水が流れ続けている可能性があります。このピシャピシャという異音は、タンク内のゴムフロートの劣化が考えられます。ゴムフロートを交換すればすぐ直ることがありますので試してみてください。
ポタポタ、チョロチョロの音
トイレの水を流した後10分後に「シュー」という音や「ポタポタ」「チョロチョロ」という音が聞こえた場合、水が漏れている可能性があります。タンク内での水漏れは、水を止めるためのしくみが何らかの理由で働いておらず水が漏れているという症状が考えられます。
タンク内に水が溜まらないためトイレの水が流せないような状況が起きたときは、こちらを疑った方がいいと思います。止水栓から水の開閉を調整するボールタップが故障しているかタンクの底にあるゴムフロートが劣化しているかもしれないので確認する必要があります。
ゴボゴボする音
トイレの水を流すとき「ゴボゴボ」という音が聞こえた場合は、何か異物が混入したことによって排水管に詰まりが生じている可能性があります。何かトイレに物を落としていないか思い出してみてください。
ご自身が落としていなくてもお子さまやお子さまのお友達や親戚の子どもがイタズラをしたり、一緒に住んでいる誰かが酔っぱらって何かを落としているかもしれません。
携帯電話やライター、小銭などを落としてしまうとラバーカップでは取ることができず、ご自分でゴム手袋をつけてトイレに手を突っ込んで取る必要があります。
それでも取れない場合は、プロの水道業者にお問い合わせして頂いた方が確かです。
トイレットペーパーを大量に使用したり、間違っておむつや生理用品が中に入ってしまっても詰まりの原因になります。最近では、水に流せるおしり拭きや水に溶けるウエットティッシュ、トイレに流せる猫砂のような一見便利そうに見える商品も意外とトイレに詰まることがあります。そういった商品をご使用の際には、ご使用前に必ず商品の説明書をご確認頂き適切な処理をして頂くことをおすすめします。紙類であれば、ラバーカップやゴム手袋を使って手を突っ込んで取ることは可能です。
プロの水道業者の修理方法
すべて、ご自身で対応できないということであればプロの水道業者へお問い合わせ頂く必要がありますが実際どこまでやってくれるかご存知でしょうか?
真空ポンプクリーナーやワイヤー式パイプクリーナー、高圧洗浄機などを使用してトイレに詰まった物を取り出しますが、それでも難しい場合は便器を外して排水管の中に詰まっているものを取り出してくれます。
いつも聞こえる「ジャー」という音が急に変化し異音が聞こえた際には、1度耳をすませて異音の種類を聞いてみてください。異音の種類で何が原因か分かると思います。