【風呂釜掃除方法】ジャバだけではないおすすめ洗浄剤
風呂釜のしくみ
昔のお風呂と言えば、家の中にお風呂があるのは珍しくみな銭湯に通っていました。
昭和以降、高度経済成長期を迎えて自宅で家にお風呂に入るという習慣がつきました。
自宅にあるお風呂で一般的なものは、バランス釜を使った蛇口からお湯を入れるタイプや五右衛門風呂などでした。
現在の自動的にお湯が沸く仕組みができた風呂釜のお風呂はごくごく最近のものなのです。
浴槽と風呂釜は配管で繋がっており、お湯を沸かしたり追い焚きをしたりするときに、浴槽の中の冷たい水を吸い込み、装置内で温めたお湯を吐き出す仕組みになっています。
風呂釜は、浴槽内のお湯を循環させるために以下2つの種類に分けられます。
2つ穴タイプの風呂釜
比較的古い風呂釜に使用されているのが2つ穴タイプです。
下部にある穴には冷たい水が上部の穴からは温かいお湯が出てきて循環しています。
配管内を流れるお湯のスピードが遅いため、配管に汚れが溜まりやすいのが2つ穴タイプの風呂釜の特徴です。
1つ穴タイプの風呂釜
1つ穴の風呂釜は最近使用されていて穴の中で配管が2つに分かれています。
ポンプ式で1つの穴で水を吸い込み、もう1つの穴からお湯を吐き出す仕組みです。
ポンプで循環するのでお湯が流れるスピードが早く、汚れが溜まりにくいのが1つ穴タイプの風呂釜の特徴です。
風呂釜が汚れる原因と菌の種類 お湯を溜めた時に以下のような症状が出たら風呂釜が汚れています。
- 湯垢が水面に浮く
- ワカメ状の湯ドロが出てくる
- お湯が白く濁る
- 溜めたお湯が臭う
お風呂は気持ちがいいものではありますが、人の皮脂や垢、入浴剤の成分と細菌や微生物が合わさって意外と汚れます。
お風呂掃除を怠ると、「ぬめり」汚れを発生させます。
循環配管の内側に発生したぬめり汚れはバイオフィルムと呼ばれるレジオネラ属菌となりえます。
一般家庭の風呂釜だけでなく、加湿器や温泉、スーパー銭湯などでも発生しえます。
厚生労働省では、年に1回の配管内のぬめり除去が推奨されています。
レジオネラ菌とは?
レジオネラ菌とは、空気中に飛散された霧状の菌を吸い込むことで、気管や肺に感染症を引き起こします。
レジオネラ肺炎やポンアティック熱にならないように、きちんと掃除を行いましょう。
レジオネラ菌を作らせないためには?
沸かしたお湯がぬるくなる36℃前後のお湯でもっとも増殖するため、一度浸かって汚れたお湯を追い焚きして再利用するのは避けましょう。
この菌が引き起こした感染症により死亡事故もでています。
特に、乳幼児や高齢者、妊婦さんなど抵抗力の弱い方がいらっしゃるご家庭では特に気をつけましょう。
セルフ風呂釜掃除方法 自宅でセルフで風呂釜掃除をする方法は、漂白・除菌・消臭効果のある酵素系漂白剤を使用することがおすすめです。
2つ穴タイプの風呂釜の掃除方法
- 下の穴をタオルで塞ぐ 上の穴に洗剤を流し入れる
- ※市販の洗剤→規定の量 ※粉末漂白剤→50g(大さじ5杯)程度
- 40~50℃のお湯を上の穴にあふれない程度に注入し、2時間程放置する
- 下の穴のタオルをはずし、ホースで上と下の穴に勢いよく水を流し入れて汚れを洗い出す
1ヶ月に1回は掃除することをおすすめします。
1つ穴タイプの風呂釜の掃除方法
- 穴上5~10cmまで「水」を溜める
- ※入浴剤が入っていない残り湯であれば使用可
※残り湯を使う場合は追い焚きが機能するよう充分冷めてから 水に洗剤を入れる
※市販の洗剤→規定の量
※粉末漂白剤→2カップ程度 - 40~50℃に設定して追い焚きする
- 2~3時間放置する
※粉末漂白剤→就寝前に入れて一晩置くのも可
※市販の洗剤→放置時間を確認する 再度追い焚きをする - 排水
- ホースで穴に勢いよく水を流し入れて汚れを洗い出す
2ヶ月に1回の掃除がおすすめです。
ジャバ以外のおすすめ洗浄剤
- OXICLEAN(オキシクリーン)
- 『シャボン玉 酸素系漂白剤』(シャボン玉石けん)