水漏れで水道代を高額請求された!どうしましょ!?

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水漏れで水道代を高額請求された!どうしましょ!?

「配水管から水がちょろちょろ出ている」「トイレから水の流れる音が聞こえる」など明らかに水漏れという状態だと、すぐ気がつくので対処することもできますが、目には見えない場所で水漏れしているケースは要注意です。

水の音が聞こえづらい確認できない場所で水漏れが起きていると、気づくことができないので請求書の金額を見てビックリして水漏れを疑うことになります。

では、高額請求書が届いてしまった場合は、どうすればよいのでしょうか? 高額請求された場合に考えられる原因と対処法について、ご紹介していきます。

水道代が高額請求された場合に考えられること

いつもと変わらない生活を送っているのに、水道代だけが高額請求されているという状況の時には、4つの原因が考えられます。

原因1.水漏れが起きている

突然水道代が高額になった場合には、「水漏れ」を疑いましょう。 視覚や聴覚で確認できたら良いのですが、水漏れを視覚や聴覚で確認できなければ水漏れが起きているのかどうかすら判断することができません。

そこで、水漏れが起きているのか確認する方法をご紹介いたします。

注目すべきは、パイロットです。

水道メーターの真ん中や左側に、全体的に銀色で中央部分が赤くなっている箇所がありますが、そこがパイロットです。

パイロットは、水を使用した時にのみ反応を示すものなので、家の中で水を使わない状態でパイロットの動きを見て動いていれば水漏れと断定することができます。

<パイロットで水漏れを確認する方法>

  1. 自宅内の水道の蛇口を全部閉めて、キッチン・お風呂・洗面所・トイレなどの水まわりで、一切水を使用していない状態にしておくのがポイント。
  2. パイロットを見てみましょう。
  3. パイロットの動きを見て、少しでも反応があった場合には、水漏れの可能性があります。非常に激しい動きが見られた場合には、大規模な水漏れが起きている可能性があります。 水漏れの箇所を見つけて修理しなければ、水漏れが改善されることはなく、水道代の高額請求も解決しません。

例えば、トイレの場合はパイロットをチェックしなくても、便器内の水を見たり、チョロチョロと流れる音が聞こえれば水漏れを判断できます。

自分で水漏れの箇所を見つけられない場合は、水道局の人に調査してもらうこともできます。

音聴棒を水道メーターに当てて、水漏れが起きているかどうかを音で確かめます。 水漏れが起きているところからはどのくらいの距離があるのか、また水漏れの規模はどうなっているのかを探ることができるのです。

原因2.検針員の記録ミス

水道料金は検針員が記録したメーターの数値をもとに、金額を算出します。

水道代が高額請求だった場合、検針員の記録ミスの可能性がゼロではないのです。

例えば、検針員がメーターの数値を見間違える・端末への入力時のミスによって、驚くほどの金額を請求される場合があります。

検針員の単純ミスなのですが、請求される側にとっては使ってもいないのに、高額請求をされたらたまらないですよね。

水道代の高額請求が発生した場合には、水道局に問い合わせることをおすすめします。 丁寧に対応してくれる水道局なら、明らかに前回と請求金額に大きな差があった場合は、確認の電話を掛けてきてくれる場合もあります。

原因3.同居人がたくさん使っていた

最近は、ルームシェアなどが流行っているので家族が同居人というパターンだけではなくなりました。 家族でさえ知らないことはたくさんありますが友人やルームシェアしている人だとさらにコミュニケーションを取る機会は少なくなるため、お互いがしていることが分かりません。

自分が、水道の高額請求書を見て過去の行動に思い当たる節がないか振り返ってなにもなかったとしても、同居人が、何らかの理由で水を大量に使用している場合があります。

このケースは可能性としてそれほど高くはありませんが、念のため同居人に確かめておく必要はあります。 たくさん水を使用したのなら、水道代が高額請求になるのも仕方のないことですからね。

原因4.黙って水を使われた

可能性としてはかなりレアなケースではありますが、黙って他人に水を大量に使われたという悪質なケースも考えられます。

「他人の家の水を勝手に使う人なんて・・・まさかいるのかしら?」と思う人もいるでしょうが、それがいるから困ってしまう人が出てくるわけです。

家主にバレないように水を引っ張ってきたり、嫌がらせで勝手に大量の水を流したり、今までの悪質事例の中には検針員が自らのミスを隠すために、水を出しっぱなしにしていた事例もありました。

身に覚えのない水道の高額請求書を見て真っ先に悪質なケースを思い浮かべる人は少ないと思いますが、可能性はゼロではありません。 頭の片隅にでも、いれておきましょう。

水漏れがおきた時の水道料金の支払い

水漏れが起きていることに気が付かないで、ずっと使い続けている状態がつづき、いきなり水道代の高額請求が手元に届いたという人も少なくありません。

「高額な水道代を支払いたくない」「水漏れの場合、幾分か免除されると聞いたことがあるんだけど・・・」という人もいるでしょう。

そのような場合には、都道府県、市町村ごとの水道局のホームページをご覧になってみてください。水漏れが起きた時の水道料金の支払いについて、記載しているところもあります。

例として、栃木県宇都宮市の上下水道局のサイトを参考に、情報をまとめていきます。 参考URL(http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/josuido/user/faq/1002650.html)

実際に自宅で水漏れによる高額請求が発生した場合には、お住まいの地域の上下水道局の公式サイトを確認するか、問い合わせをしてみることをおすすめします。

(例)栃木県宇都宮市の上下水道局の場合

宇都宮市上下水道局では、市の水道を使用している・水道メーターから宅地内において配管などの漏水修理をした場合に、水漏れの場所によっては水道料金の一部を減額するという補助をおこなっています。 ちなみに、指定給水装置工事事業者への修理を依頼して、修理にかかる費用は基本的に本人負担となります。

減額される場合

宇都宮市の上下水道局の場合、減額の対象となる場合は、以下の通りです。 公式サイトhttp://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/josuido/user/faq/1002650.html)

  1. 地下及び壁中等の配管からの漏水が認められる場合
  2. 受水槽又は高架水槽の故障による漏水が認められる場合で,過去に一度も減額制度を利用していない場合
  3. ステンレス製給水管継手部腐食による漏水が認められる場合

あくまでも上記は宇都宮市上下水道局の一例なので、お住まいの地域を管轄している水道局に一度お問い合わせください。

減額の対象とならないもの

水漏れによる水道代の高額請求を受けた場合でも、減額の対象にならない場合もあります。 はじめにお伝えしますが、減額の対象とならないケースに共通しているのは「利用者本人に非があった場合」です。例えば、以下のケースが挙げられます。

  • 水漏れに気づいていながら修理を怠った
  • 修繕工事の指示が出ていながら従わなかった
  • トイレや蛇口の水漏れが目で確認できた
  • 凍結防止のために水を流しっぱなしにした
  • 使用者が過失によって水漏れが起きていると断定できた このように、明らかに使用者本人に「否」があると判断できた場合には、減額の対象にはなりません。

どのように手続きを行えばよいの?

手続方法も、お住まいの地域を管轄している水道局によって異なります。 基本的には、水漏れ箇所を修理した後に、指定の申請書・写真(修繕前と修繕後)を準備して、管轄の上下水道局に提出します。

まとめ

水道代の高額請求を受けたら、まず考えられる原因を探ってみることが大切です。 水漏れが原因なのか、また単に同居している家族が水をたくさん使用していたのかによって、対処法も変わってきます。自分では気が付かないうちに水漏れを起こしていたり、目視では確認できない箇所からの水漏れの場合は、水道料金の減額対象になることがありますので、お住まいの地域を管轄している水道局にお問い合わせください。

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