キッチンシンクの錆び掃除で知っておきたい基礎知識
あまりキッチンシンクに錆びがつくということはありませんが、錆びがついてしまう前にお手入れ方法などを身に着けておくとキッチンシンクをキレイな状態で保つことができます。
キッチンのシンクに使われる素材
ステンレス
ステンレスは、水、熱、錆びに強く、ニオイもつきにくく衛生的なのでキッチン周り、キッチン用品の素材にはよく使用されています。
人工大理石
人工大理石は、クリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とした人工素材でできています。天然の大理石は高価でなかなか手がでませんが人工大理石ならキッチン周りに高級感がでます。しかし、ステンレスと比較すると熱や液体に弱いためヒビ割れや黄ばみなどの症状が現れることがあります。
ほうろう(ホーロー)
ほうろう(ホーロー)とは、鉄やアルミニウムなどの金属素材の表面にガラス質の薬品を塗って焼き付けたものです。光沢の美しさが人気で、耐熱性、耐食性、熱伝導の良さ、有害物質を発生させないなどの利点がキッチンにも使用される所以です。
ステンレスと鉄の違い
ステンレスと鉄との相違点は、錆びるか錆びないかです。正確に言うと、ステンレスは錆びないのではなく、非常に錆びにくいです。この非常にという表現は、程度を表すレベルで3つ目にあたります。そのため、相当掃除などを滞った場合に錆びが発生すると言い換えることができます。鉄は時間が経つと酸化して錆びます。
ステンレスの種類
ステンレスの主成分は鉄です。それにクロムやニッケルを加えることによって鉄の性質が変わります。クロムと鉄が加わることで錆びにくくなります。ニッケルと鉄が加わることで錆びにくくなります。
ステンレスにはマルテンサイト・ステンレス、フェライト・ステンレスとさまざま種類がありますがキッチンに向いているステンレスはSUS304という種類です。内容量は、鉄に18%のクロムと-8%のニッケルを含んだ素材が耐水性や耐熱性も備えていて壊れにくいのが特徴です。
錆ができる理由
もらい錆び
キッチンのシンクに空き缶やクリップなどを置いているとその部分が変色したことはありませんか?それは、ステンレスの表面に何かしらの金属と空気中の酸素が触れることで起こる現象です。
赤錆び
鉄が水や酸素に触れることで発生する錆びでキッチンのシンクで自然に発生し、できやすい錆びです。古い水道管でなければ、発生することは稀ですが水道の水が鉄の味がしたり、漏水が起きたら危険信号です。
錆びの落とし方
軽いステンレスの錆びには、重曹やクエン酸水で落とすことが可能です。重曹と水を混ぜたペースト状のものかクエン酸とお酢を混ぜたもののスプレーを錆ている箇所に添付します。少し時間を置き、古い歯ブラシやメラミンスポンジなどで擦ります。水で洗い流すか水拭きをします。最後乾いた雑巾で水気を切りましょう。
赤錆には、トイレ黄ばみ除去の酸性タイプの洗剤を使用すると落ちます。酸性タイプの洗剤を赤錆部分に添付しステンレスタワシで擦って洗い流してください。
ステンレス製のキッチンシンクをキレイに保つためには定期的なメンテナンスが必要です。自分ではどうしても錆除去できないという方は専門の業者へ問い合わせてみましょう。