洗面台の水垢、皮脂汚れに重曹とクエン酸で掃除する
意外と掃除するところが多い洗面台ですが、重曹とクエン酸を使えば色々な洗剤を使い分ける必要はありません。
汚れ別に、重曹とクエン酸を使った掃除方法をお伝えします。
洗面所汚れの種類
水垢
水の中に含まれるミネラル成分が原因で洗面化粧台のボウルや鏡、水栓などに水玉模様やうろこ状になっている汚れが水垢です。
手垢
家族が多ければ多い程、汚れるのが蛇口付近です。1日何度も使用する蛇口には手垢汚れが多く存在します。
冬のあいだ、家族の1人でもノロウイルスなどに感染すると蛇口の消毒をしていないとそこから全員に感染が拡大してしまいます。
カビ
湿度の高い洗面所は、カビが生えやすい環境が整っています。24時間換気をしておかないと洗面所全体にカビだらけになってしまいます。
黒ずみ
湿度の高い場所には、ホコリがつきやすく、それが原因でカビが発生します。カビは、水垢や石鹸カスと固まって威力を発揮し黒ずみができてしまいます。
アルカリ性の汚れにはクエン酸、酸性の汚れには重曹で掃除
洗面所汚れの水垢と黒ずみは、アルカリ性の汚れなのでクエン酸を使って掃除します。
手垢とカビは、酸性の汚れなので重曹を使用します。重曹とクエン酸があれば洗剤を使用する必要がありません。
重曹とクエン酸を使ったペースト・スプレーの作り方
クエン酸スプレーの作り方
アルカリ性の汚れである水垢と黒ずみ汚れには、クエン酸スプレーをつけて掃除をしましょう。
クエン酸スプレーの作り方は水200mlとクエン酸小さじ1杯を混ぜるだけです。
重曹スプレーの作り方
酸性の汚れである手垢とカビ汚れには、重曹スプレーをつけて掃除をします。水200mlと重曹小さじ2杯を混ぜてスプレーを作ります。
重曹ペーストの作り方
ひどい汚れの時は、水が多いスプレータイプでは汚れが落ちないので重曹を多くしてペーストを作りましょう。
重曹と水の割合は3:1で混ぜたものが重曹ペーストです。
洗面所の掃除の順番
浴室の場合もそうですが、掃除の基本は高いところから低いところへ掃除をすることは守りましょう。
1.壁の掃除
まずは、洗面台のある壁から掃除を始めましょう。重曹スプレーと布巾を使用して壁を拭きます。
2.鏡の掃除
鏡には、水垢が付着しています。アルカリ性である水垢汚れには酸性のクエン酸スプレーで掃除します。
鏡にクエン酸スプレーを拭きかけ布巾で拭きましょう。
鏡の水垢汚れがひどいときは、クエン酸スプレーをつけてからラップを貼り付け1時間ほど放置します。
1時間経過後、水拭き、から拭きをしましょう。
3.蛇口の手垢・水垢掃除
蛇口の手垢・水垢はアルカリ性汚れ、酸性汚れ両方なので重曹スプレーとクエン酸スプレーを使用します。
最初に重曹スプレーを吹きかけ、スポンジで磨き手垢汚れを落とします。その後、クエン酸スプレーを吹きかけ布巾を使って水垢汚れを落とします。
4.洗面ボウルの掃除
洗面所の掃除で1番汚れている場所は、洗面ボウルです。水垢・黒ずみ・カビとすべての汚れが混じっています。
水垢と黒ずみ汚れを落とすためにクエン酸スプレーを吹きかけ、サランラップをつけ2、3分待ちます。その後、布巾で拭き取ります。
から拭きまでしたら、次はカビやサビの掃除をします。洗面台のカビは重曹ペーストと歯ブラシを使用すれば簡単に汚れは落ちます。
排水口の消臭には、重曹とクエン酸を同時にふりかけ水を少しずつ流すと化学反応を起こし発泡します。
汚れやにおいによって放置する時間は決めてください。そこまでひどくなければ5分程度の放置で問題ありません。
5.床の掃除
洗面所の床がフローリングの場合は、重曹やクエン酸は使用しないでください。
ワックスや色が剥げてしまったり、白くなってしまう可能性があります。
床の掃除は、市販のワックスシートなどを使用して掃除をしましょう。