洗濯パンと洗濯機のサイズが合わない場合の対処法
引越し先の洗濯パンと洗濯機のサイズが合わなかった
持っている洗濯機を、いざ新居や引越し先へ運ばれて設置を試みたものの、洗濯機と洗濯パンのサイズが合わずに焦ってしまうケースが少なくありません。
だからといってまだ使える洗濯機を簡単に手放して、新たに買い替えたりはできないものです。そのような場合の対処法がありますので、活用しましょう。
すでに付いている洗濯パンの交換をする
洗濯機の買い替えはなかなかできませんが、それでもきちんと設置をしたい時は洗濯パンを取り替えるという手があります。
もし借家なら、物件を管理している管理会社か大家さんに相談しても応じてもらえないこともあります。
実費でも交換したいと持ちかけると可能な場合がありますので、検討してみると良いでしょう。
専用の道具を使ってサイズの違いと振動を解消する
洗濯機の買い替えをせずに対応したい時には、ホームセンターなどで販売されているゴム製の板を、洗濯パンの上に敷きます。
さらにゴミ製のブロックを4つ用意して、洗濯機の足部分に嵩上げのために置きます。
これならサイズが違っても洗濯機の設置が可能となり、洗濯している間の振動や音を緩和することにも繋がります。
洗濯機を実際に乗せてみて、足が出ないか確認を
洗濯機よりも洗濯パンが小さい場合でも、乗せることができるかまず確かめてみましょう。
最近出ている洗濯パンの中には、ゴミが入りにくいのとスッキリとした見た目になるため、洗濯機ギリギリの大きさのものもあります。
洗濯機を支える足部分は案外内側にあるため、洗濯パンから出ずに設置ができれば完了です。
木材などを利用してサイズに合わせた洗濯パンを作る
洗濯パンのサイズが合わず使えない時や洗濯物を直に置きたくないという場合、自ら台を作って設置する方法があります。
予めサイズを測って、ホームセンターでカットした木材を組み立てます。汚れ防止のために上にカバーを付けると良いでしょう。
排水口の部分は定期的に掃除ができるように取り外せると便利です。
洗濯パンを使わずに洗濯機を置く
実際、洗濯機の下に洗濯パンを必ず置かなければならない訳ではありませんが、万が一水漏れの際の受け皿となるため設置する人が多いのです。
洗濯パンを使わないなら、水漏れが起きないようにしっかりと排水ホースを繋ぐことが肝心ですが、ホースが長い時は排水に負担がかかるため、反対側から出して調整しましょう。
短いホースとパテで排水対策を施す
洗濯機専用の排水口が床にあるため、排水ホースを直接差しても使用できます。
設置前に配管・排水口をキレイにし、洗濯機と排水口を繋げる短いホースを差し込んだら水漏れが起きないようにしっかりと施します。
そして泡や排水の逆流防止のために、排水口にエアコン専用のパテのような取り外しできる物で隙間を埋めます。
給排水ホースを自分で設置する時は、水漏れ対策をしっかりする
洗濯機と洗濯パンのサイズが合わず使っていない人は、何かと工夫をして設置・利用をしていますが、一番の不安は水漏れです。
1分間の排水量は50リットルですので、この量が漏れてしまうと大変なことになります。
特に賃貸物件なら弁償問題に繋がりますので、給排水ホースの設置を自分で行なう時は細心の注意が必要です。
床のダメージに繋がってしまう結露水対策は重要
洗濯パンのメリットは水漏れの際の受け皿だけではなく、結露水対策も兼ねています。
洗濯機を置く場所の状況によって多くの結露が洗濯機に付き、底部分まで流れていきます。
かなりの微妙な量ですから気づきにくいですが、年数が経つ毎に床の老朽化が進んでいきます。
もし洗濯パンを使わないなら結露水対策も必須となります。
小さなことでも不安なら、専門業者への依頼を検討しよう
給排水ホースは誰でも簡単に設置できますので、業者を呼んでまでやりたくないと思うことでしょう。
ただ、実際に水漏れが発生した時は損害賠償など高くつくケースもあるため、少しの不安でも感じた時は専門の業者に依頼した方が、確実な安心があります。