大雨で床下浸水してしまった後の掃除方法

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大雨で床下浸水してしまった後の掃除方法

浸水 被害 掃除

最近多い、ゲリラ豪雨や台風の影響で万が一床下が浸水してしまったら、何をすればいいのでしょうか?

TVなどで被害にあわれた方の映像を見ると、家の中がぐちゃぐちゃになっていて大変そうですよね。

被害があってから調べることができないこともあると思うのでしっかり事前に把握しておくことが必要です。

水が引いたあとの掃除方法

家の中が浸水してしまった際の流れについてお伝えします。

最初にやらなければならないのはやっぱり掃除、片付け。

  1. 家の周囲や床下などにある不要なものや汚泥などをまとめる
  2. 床下は雑巾等で吸水し、扇風機等により強制的に換気する
  3. 水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要な物を捨てる
  4. 汚れた家具や床・壁などは、水で洗い流すか、雑巾で水拭き
  5. 食器類や調理器具などは、水洗いして汚れをきれいに洗い流す

床掃除をする業者が使っているような扇風機があれば濡れてしまった部分を乾燥させるのは早いのでしょうが、なかなか自宅に業務用の扇風機を持っている人はいないと思いますので完全に乾くまで時間がかかるでしょう。

最悪、1週間くらい乾かないことやカーペットや畳を買い替える必要がでてきます。

乾燥後の消毒方法

床が乾燥した後にやることは消毒です。

マンホールなどから下水が逆流した場合、家の中に汚水が混入している可能性があり、感染症が発生することも考えられます。

また、泥に微生物が混入していることも考えられます。

そのため、必ず消毒は行いましょう。

消毒液は、ジョウロや霧吹き器などで床がまんべんなく濡れるように巻きましょう。

自宅の消毒も大事ですが、自分の手についたばい菌を殺すために手洗・うがいは必ず行いましょう。

しかし、誤って消毒を急いで行ってしまうとカビになってしまうことがあるので必ず完全に床が乾いてから消毒を行いましょう。

消毒液の種類

大体の市区町村の保健福祉センターなどで浸水被害対策として消毒薬などを提供してくれています。

  • クレゾール石けん液
  • 逆性石けん(塩化ベンザルコニウム)

クレゾール石けん液の消毒方法

消毒 クレゾール石けん液

クレゾール石けん液を使った消毒方法は、屋外の消毒に向いています。

3リットルの水にクレゾール石けん液100mLを溶かすと、約3%の希釈液になります。

この希釈液をじょうろや噴霧器で散布してください。

泥などの汚れが残っている場合でも殺菌効果が弱くなりにくいため、屋外の消毒に適しています。

臭いを伴うため、家の中の床下消毒をしてしまうと、部屋の中にいられません。

この消毒方法を行う際に気をつけなければならない点は以下の通りです。

  • 皮膚への刺激性が強いため、ゴム手袋を装着する
  • 衣類、ゴム、プラスチックに使用すると着色する恐れあり
  • 塩素系(ハイター)の消毒薬と混ぜると有毒ガスが発生する恐れあり

逆性石けん(塩化ベンザルコニウム)の消毒方法

逆流石けん 塩化ベンザルコニウム 消毒

逆性石けん(塩化ベンザルコニウム)を使った消毒方法は、屋内と手指の消毒に向いています。

皮膚への刺激性やにおいがほとんどありません。

床上(屋内)への使用方法

ペットボトルのキャップ2杯分(10mL)を水1Lで希釈した100倍希釈液を使用します。

汚れを取り除いたあと、噴霧器で噴霧するか、消毒液を含ませた布などで拭いてください。

この消毒液は手指の消毒にも適しています。

手指への使用方法

ペットボトルのキャップ2杯分(10mL)を水1Lで希釈した100倍希釈液を使用します。

はじめに手指を石けん等でよく洗い、調整した消毒液を張った洗面器の中に手を入れて30秒以上もみ洗いしてください。

消毒後はそのままタオルで手を拭いてください。

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