部屋の温度が寒すぎてつらい時の防寒対策
冬の季節は、戸建てやアパートにお住まいの方は、隙間風などが入ってきて暖房をつけていない部屋や廊下などが寒すぎて暖かい部屋から出られない方も多くいらっしゃると思います。
少しでも部屋が暖かいなるように防寒対策を考えてみましょう。
湿度が上がると体感温度もアップ
室温のエアコンの設定温度は、20℃から22℃が目安です。首がつく、手首や足首などを温めることで体感温度を1℃でもあげることができます。
また、加湿器などを使って湿度を利用することで部屋を暖かくする防寒対策に繋がります。
人間が快適と感じる環境は、温度と湿度（しつど）のバランスで決まります。
暖房時、設定温度を低めにしていても、湿度（しつど）を上げることで、設定温度が高めの時と同じ暖かさを感じることができます。
ダイキン工業の家庭用エアコン節電情報冬の暖房編より引用
湿度を上げると感染症予防にもなる
加湿器をつけることで部屋の湿度が高くなり、冬に流行るインフルエンザウイルスやノロウイルスなどの感染症の予防にも繋がります。
ただし、湿度を高くしすぎると部屋の中にカビの発生や窓の結露が起こりやすくなるので40～60%とちょうどいい室温を保ちましょう。
加湿器がないご家庭でもわざわざ購入する必要はありません。
加湿器になる代用品、洗濯物を部屋の中に干すようにすると湿度を上げてくれます。
プチプチやアルミシートで防寒対策
プチプチで断熱効果
宅配便が届いたりする際に一緒に入っている梱包材、プチプチは寒い部屋の防寒対策にもってこいのグッズです。
窓の周りに両面テープを貼り、その上からプチプチを貼るだけです。窓のガラス面との間に空気の層が生まれ（断層）ます。その結果、断熱効果を感じることができます。
これは、部屋の窓ガラスを複層ガラス（ペアガラス）へ交換したときと同様の防寒対策です。
アルミシートで保温効果
震災などでアルミシートを羽織っていた方がいたことを記憶していますが、アルミシートには毛布よりも保温効果があるってご存知ですか？
神奈川県の調査によると、ウール100%の毛布が保温率36%に対してアルミシートは49.3%とアルミシートの方が保温性が高いという結果が出ています。
調査期間2013年12月から2014年3月まで 神奈川県県民局 くらし県民部 消費生活課の防寒用シート等の保温性テスト結果より引用
シャッターで冷気を遮断
部屋が寒くなるのは、窓からの外気が入ってくることが主な原因です。お金に余裕がある方は、窓にシャッターなどを取り付けるとより一層防寒対策にはなります。
2020年までに住宅に関する省エネ基準の義務化が行われます。
家の外壁や屋根、天井だけではなく冷暖房機器や給湯器、照明設備などの省エネ性も考慮するとともに、太陽光発電などのエネルギーも取り入れた「建物全体の省エネルギー性」を総合的に評価されることになるので、今から防寒対策をしておいてもいいかもしれません。
