エアコンの悪臭原因と解決法~エアコンの排水の環境編~
エアコンの悪臭の原因には、以下3つが挙げられるということでお伝えいたしましたが今回は、排水の環境の原因と解決法についてお伝えしたいと思います。
- エアコン室内機の中の汚れ
- エアコンの排水の環境
- 室内の環境
エアコン排水の環境
エアコン排水の環境と言われてもいまいちピンとこないかもしれません。
エアコンには、熱交換器のフィンの下部に冷房時にフィンで発生する水分を集めて外部に排出するための受け皿があります。
それをドレンパンと言いますが、このドレンパンには水や汚れが溜まりやすいため悪臭を発生する原因を作っている場所です。
溜まっている水をドレン配管を使って汚い水を外へ排出する必要があります。
汚い水が溜まっている状態でドレン配管の空気を吸わずに運転するということはとても難しく、いくら排出しているからとはいえ悪臭を含んだ空気が室内に入ってくることは容易に考えられます。
また、ドレン配管を伝って外気から悪臭が入ってくることも考えられます。
ドレンパン、ドレン配管を伝って悪臭を発生する原因
空気を吸って風を送り出すエアコンは、以下のような悪臭を吸い込んでしまうことが考えられます。
- 生ごみ
- 排水溝
- 草木
- スライム
マンション住まいの方であれば、エアコンの室外機やドレン配管の定期点検などがあるため考えにくいかもしれませんが戸建ての場合は、特に定期点検などはなく、室外機やドレン配管に色々なものが浸入しやすい状況でもあります。
特に気をつけなければいけないのが、スライムという泥状、粘液状のドロドロした微生物の塊です。
スライム増殖が原因で悪臭が持続する
ドレンパンに溜まった結露水の影響でスライムが増殖してしまうと汚水と微生物の栄養素である塵やほこりによってスライムが増加しドレン配管の流れに詰まりが生じ、悪臭が持続してしまいます。
悪臭の原因には、高圧通水洗浄で解決
ドレンパンとドレン配管による悪臭は、エアコンクリーニングの際にドレン配管に高圧の水を通して汚れを輩出する「通水洗浄」を行うことが1番の解決法です。
プロの業者の方に依頼すると高いと思われる方は、市販でも売られているN-アルキルジメチル、ナプチルメチル、アンモニウムクロライド、モノハイドレイトの成分が入ったスライム処理剤を使うのもおすすめです。
スライム処理剤は、ホームセンターなどに売っているので、ドレンパン内に処理剤を置くとスライムを除去してくれます。
自分では悪臭原因を探るのが難しいという方は、プロの業者に依頼するといいでしょう。